【初めての個展】ギャラリーの選び方

こんにちは!ペン画を描いて全国で展示活動をしています安藤光と申します。
今回はもし初めて個展をするならどういうギャラリー選び、開催するのがベストなのかを紹介していこうと思います。

展示するギャラリーの探し方

目星がついたら実際に足を運んでみるのも大事

個展会場を選ぶ基準っていろいろありますが、
画家としてやっていくなら作品が売れる見込みのあるギャラリーがおすすめです。
せっかく個展を開催してもお客さんが見てくれなければ作品も販売に繋がりません。
そこで集客力のあるギャラリーの条件をいくつか解説していきます。

ガラス張りの路面店である

初めて個展開催する場合、いかに自分の作品を知らない人に見てもらえるかです。
ガラス張りの路面店の場合、通りすがりの人にも作品を見てもらえる可能性があります。
まだまだギャラリーは入りずらいという印象がありますが、ガラス張りになっていて中の様子が見えると通りすがりの人も気軽に立ち寄れるでしょう。
作品に足を止めるほどの魅力があれば多くの来場者を見込めます。

作風の相性

ギャラリーによって写真の展示ばかりやっているところ、
写実系の展示が多いところなど特徴があります。
写真の展示が多ければ写真好きなお客様が多くきます。そして写真作品を購入するでしょう。
自分が抽象画を描くなら抽象系の展示を多くやっているところ、若手の作家を取り扱うところなど、
自分の作風に合ったギャラリーを選ぶのも重要です。

アクセスの良さ

どんなにガラス張りで雰囲気が良くても最寄りの駅から徒歩1時間なら
DMやSNSで告知を見ても実際に行くことは極めて困難です。
駅から歩いて行ける圏内「アクセス」が良い、入りやすい場所での展示がオススメです。

複数の展示室がある

ギャラリーによっては建物内に展示室が複数あったり
ビル内に複数のギャラリーが入っているような会場は
別の展示目当てで来たお客さんがふらっと寄ってくれたりします。
僻地にポツンとあるギャラリーよりは個展や自身の作品の宣伝につながるでしょう。

個展会場をリサーチしてみよう

個展会場を選ぶにあたって
実際に足を運んで会場を視察するのも重要です。

会場に行ったらどこをチェックするのかポイントを解説していきます。

展示作品の傾向

「作風の相性」でも解説しましたが、写真作品を購入するお客さんが多いということはギャラリーが持つ顧客リストには写真好きなお客さんが多いということで、そこで個展をするとたいていの場合DMはその会場の顧客リスト宛にオーナーが送ってくれます。
その時、個展をやる作家の作品が完全抽象だったら、CGイラストだったら送ったお客さんは興味を持つでしょうか?
そこで実際に展示を見に行ったり、オーナーさんにどんな作家や作品を取り扱っているのか直接聞くのもいいでしょう。HPで過去の展示や取り扱っている作家さんをチェックし作風の傾向が似ているか事前に確認しておくと良いでしょう。

お客さんの数

会場がある程度絞れて来たら、土日の昼過ぎ頃に実際に会場に足を運んでみましょう。
実は土日の昼過ぎ頃(午後)はギャラリーが一番賑わう時間帯です。
展示している作家さんにもよりますが、
そこでギャラリーの集客力を測ることもできます。

売約数

最終日に売約作品がたくさんあるとそこでは作品を買うお客さんを多く抱えた会場であるとも言えます。
これは作家さんにもよりますが、全く売れない会場では売れっ子作家も売れないので
最終日に売約数のある会場は営業力の指標にもなります。

ほかにも展示室の雰囲気、オーナーが親身になってくれるか(本気度)、
その会場で展示した作家さんがその後どのようなところで展示・活動しているかや
過去にどんなところで展示してきたのか
(作家さんの経歴パネルがあったらチェックしてみましょう)
もできたら確認できるとなお良いです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

個展会場にもいろいろあり企画・貸しギャラリーだけではなく、
初めての個展はカフェギャラリーなど安価・無料でできる会場もあります。
あなたにピッタリな会場が見つかりますように。
ではまた!

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