本記事では絵画公募展、アートコンペに入選するために出来る事、アートコンペの選び方を解説していきます。
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入選するために出来る事
アートコンペや絵画公募展に入選するためにあなたができる事を紹介していきます。
ただ公募展によっても趣旨やランクが違うので、これをやれば絶対入選するというものでもありません。
ただ10年以上公募展に出してきた体感ですと1/2くらいは入選できる印象です。
とはいってもアートコンペに入選するために描いた作品は一目見れば見破られてしまうもの。
絵画制作の実力があって、自分の最高の作品を出品する前提で「渾身の作品を用意する」以外であなたができる事を解説していきますね。
出品点数
アートコンペの出品数は規定により決まっていることがほとんどです。
出来る事なら規定の最大数を出すことをおすすめします。(2点までなら2点出す)
アートコンペにもよりますが若手作家を発掘することを目的にしてる場合は点数が多ければやる気アピールにもなりますし、単純に審査員の目に留まる確率も増えるかもしれません。しかしながら点数が増えれば参加料金が増すのもありますので、お財布と相談してくださいね。
1枚しか出してないから入選しないということではありません。
あなたの最高の1枚を出せればそれでいいと思います。
作品サイズ
応募点数と同じく大体のアートコンペには出品最大サイズというのが設定されています。
例えば出品最大サイズ20号までなら出来るだけ最大サイズに近いものを出します。
ただ普段20号までしかいてないのに出品最大サイズが100号までとあるから100号出さなきゃということではありません。あくまで自分が描ける最大サイズという意味です。基本的に若手発掘を目的とするアートコンペは絵を描く実力はもちろんですが「やる気」も審査されます。
なので最大サイズギリギリで最大出品数を出すことでやる気をアピールします。
作品傾向を知る
就職活動の際にどんな会社かある程度調べるように過去の入選作品や展示風景をチェックします。
例えば入選してる作品が人物画や風景画が多いのに完全抽象で挑むのはちょっと望み薄かもしれませんし、大きいサイズばかりが入選しているとか、同じ作者が複数作品入選しているか、入選はどんなに出品しても1点のみなのか。をHPやSNSなどでチェックします。
審査員チェック
審査員が公表されている場合、審査員がどんな人なのかもチェックします。
業界内の一体何をしている人なのか、画家の方なら写実系か抽象系かなど。
アートコンペ・公募展の選び方
やみくもに出品してもお金ばかり掛かって成果がついてこない場合もあります。
入選・入賞を狙うには面接やオーディションと一緒で対策や選ぶ基準があります。
次に繋がるものがあるか
受賞や入選した後、企画展や個展の権利が与えられたり次に繋がる可能性のある公募展を選んでます。
いくら入選してもその経歴が一行追加されるだけでは次の展示に繋がりません。それは賞金をもらっても同じことです。
入選者のグループ展が開催されるとか公募展での展示以外に露出する機会が与えられるものを選びたいですね。
開催第一回目や初出品の公募展
赤字=初出品入選した公募展
緑字=1.2回目開催
過去の入選歴を一覧にしてみました。
もちろんこのほかに落選も沢山あるのですが、
圧倒的に初回出品や第一回開催が多いのがわかります。
これはおそらくですが審査員が初めて見る作品かも影響してくると思います。逆に言えば毎回入選し続けるのは難しいんですね。
私も継続して入選し続けるのはかなり困難です。
搬入出は専門業者じゃないか
規定に遠方からの搬入出が委託とある場合、通常配送ではなく専門業者による搬入出を委託しなければならない場合があります。これだと送料(片道・福島~東京間)が1万円以上かかります。
公募展の参加費+送料と考えると結構な費用になり、落選したら・・と考えるとちょっとリスクがあります。参加費無料・通常配送などコストがあまりかからない公募展で賞を目指してみてはいかがでしょうか
参加費
公募展には参加費無料のものもあれば1点1万円以上かかるものもあります。
主催団体にもよりますがあまり参加費が高すぎるものも団体の運営資金集めの仕組みにもなってる場合があるので要注意です。
最近だと手ごろな参加費で次につながる可能性があるギャラリー主催の 公募展 がオススメです。
その後に企画展の声がかかったり、個展やグループ展など特典があるものだと次の展示に繋がる可能性があります。
おわりに
いかがでしたでしょうか。アートコンペ、 公募展 の選ぶ基準や対策について解説しました。
公募展は下記サイトなどで定期的にチェックしています。
他には企画ギャラリーなどでも 公募展 を定期開催しているところもあります。
HPなどをブックマークして時々チェックしておくのをお勧めします。
これらの記事がこれからコンペに挑戦する方の参考になれば幸いです。
ではまた!