個展DMに掲載するメイン作品の選び方【4つのポイント】

こんにちは!
今日は個展などのDMに掲載する作品の選び方について解説していこうと思います。

DMに載せる作品を選ぶ条件は展覧会の目的によって違ってきます。
今回は作品を販売予定、集客のためのDMと仮定して考えていきます。

個展DMに載せる作品を選ぶポイント

・足を運んでもらうための魅力ある作品
・飾りやすいサイズの作品
・モノクロでも映える作品
・展覧会のテーマに沿っている作品
などなど

他にもいろいろポイントがあるとはは思いますが
この4つのポイントに絞って詳しく解説していきます。

【関連記事】
個展など展覧会DM、何枚作ったらいいの?
【初心者必見】絵画展覧会の告知方法、そのタイミングとは?
個展開催のためプレスリリースを作ってみた

足を運んでもらうための魅力ある作品

内容に興味を持ってもらい、
会場に足を運んでもらうためには、魅力ある作品画像が必要不可欠です。

思わずDMを手に取ってもらい、「この展覧会を見に行きたい!」「もっとほかの作品を見てみたい」と思ってもらえるような作品を、よく吟味して掲載するようにします。

経験上DMに掲載する作品はメインの作品1点が多いのですが
掲載する作品画像は、2~3枚程度というのも選択肢の一つです。
巨匠の名画展であれば、代表的な1作品が掲載されているだけで十分なアピールになりますが、個展ではなかなかそうもいきません。

個展のDMデザインで忘れてはならないのは、ほとんど、あるいは全てのお客様はあなたの作品を知らない、ということです。まずはDMを通して自分の作品の傾向を知ってもらうためにも、厳選した作品画像を2~3枚準備するようにしましょう。

飾りやすいサイズの作品

DMに掲載する作品は新聞やメディアに掲載されたり、
その展覧会で一番多く人に見られる作品ということです。
そして多くの人の目に触れるということは売れることも多いです。

お気に入りで目を引く大作を掲載するのもいいんですが、
私はあえてお手頃で飾りやすい作品を掲載するようにしています。
質が高い作品を描き続けていればサイズ関係なくどれもが魅力ある作品になるからです。

モノクロでも映える作品

上記でも触れましたがDMの作品は新聞に載る可能性が一番高いです。
ただモノクロでも映える作品じゃないとせっかくのアピールチャンスを活かせません。
しかし単純にモノクロの作品がいいかというとそうでもありません。
不景気、戦争、感染症など気分が沈みがちな現在、明るいもの、色があるものなどの方が目に留まりやすい、来たくなる傾向があるからです。

展覧会のテーマに沿っている作品

個展などテーマがあるのならば世界観が伝わる作品がよいでしょう。
複数枚掲載するなら共通する世界観、絵柄で統一感が出ます。
チャレンジ作品よりかは代表作と同じような技法や絵柄の安定した作品のほうが「その作家の絵」として伝わりやすいかと思います。

ただDMを漠然と作るのではなくこういった条件を考えて作ってみるのはいかがでしょうか。あと他の作家のDMをマメにチェックするのもおすすめです。私はいただいたり、ギャラリーで目に留まったDMはすべてスクラップしていて10年分くらいは溜まってます・・・。個展や二人展のDMデザインに迷ったときに見返すようにしています。

いかがでしたでしょうか。ほかにも作品を選ぶ条件があると思いますし、
なかなかすべての条件を満たすのは困難です。
実際私もすべての条件を満たせていません。
(満たしたとしてもデザインがいまいちだったり・・・)
活動を通して少しづつ改善していければいいと思います。

この記事があなたの画家ライフの一助となれば幸いです。