個展が終わったらやること

2023年8月6日私、安藤光の個展が無事終了いたしました。
今は展示作品も東京の会場から福島の自宅に返ってきて個展後の事務処理を終えたところです。
個展開催のための準備などの記事はたくさん出てきますが
個展終了後に作家は何をしているのかは探しても記事があまり出てこなかったので
私なりにまとめていこうと思います。

私の場合は・・・
売れた作品に付けるお礼状
芳名帳のいただいた個人情報データ打ち込み
売れた作品の作品リストへのデータ打ち込み
ポートフォリオ更新
収支精算(経費入力)


そのほか
SNSで個展や作品ふりかえり発信
ブログを書く

などなど解説していきます。

お礼状作成

お礼状は送る作家送らない作家、来場者全員に送る作家、絵を買ってくれた方のみの送る作家
やり方は人それぞれです。最近はSNSでの終了のご挨拶で済ます場合もありますね。

送る場合は2週間後くらいに届くように準備するといったところでしょうか。

私の場合は以前は芳名帳でお名前をいただいた方で住所が判別できる方
(たまに〒が間違っているとか、字が達筆すぎて判別できない方などもおります)
にハガキを送っておりましたが、
近年では作品お買い上げくださった方に直筆の簡単なお手紙やカードを付けるようにしています。

【関連記事】絵が売れたときのお礼状の書き方【例文あり】

芳名帳のデータ入力

ギャラリーに設置してある芳名帳のコピーをいただいて
お名前や住所などをExcelに打ち込んでいきます。
もう活動してからずっと続けているので800名以上のデータがありますが、
・企業or個人、・お名前、・都道府県、・市町村、・備考欄に最初の出会いの場所、SNSアカウント名など、・来場の記録(来た人は〇)
をデータとして入力していきます。
備考欄は数年後覚えていられるようのメモです。
来場の記録は今後DMを出すときに来場率の高い順でハガキを出すため記録しています。
(最近届いてないという方はContactからメッセージいただければお送りします)

芳名帳自体は古い慣習で置かないところもありますし、お名前を書きたくない、知られたくない方もいるかと思います。もちろん書く書かないは自由です。
私が来場者側の場合ギャラリーに入ったら毎回書きます
無料で観させてもらっているし、来場者数の指標として作家の実績にもつながるからです。
応援のほんの気持ちってことで。

私の個展でも幸いにもほぼほぼお名前は書いてくれます。
私個人が顔を認識できないので名前を書いてもらえると
誰なのかがわかって声をかけやすかったり、
前回のお礼などを伝えられて作家側としては大変助かります。

売れた作品の作品リストへのデータ入力

作品リスト例

売れた作品に印付けたり、所蔵場所(お名前、住所など)、どの展示で売れたか、売れた値段などを記録します。

今年、全作品をリスト化したので
何が手元にあってどのくらい過去に売れているのかなど一覧で見られるようにマメに記録します。

【関連記事】 【画家の仕事】作品リストの作り方【作る意味とは】

ポートフォリオ更新

個展で売れた作品群
売れた作品もポートフォリオに記録

経歴のページに個展情報を1行追加するのと売れた作品のタイトル横に赤丸シールを付けて売れた作品を管理しています。これはお客様が万が一ポートフォリオ内に気に入った作品があった場合、作家の手元にまだあるのかどうか一目で分かるようにするためです。
売れていないなら問い合わせ、売れてる場合は制作依頼が入る可能性もあるからです。

【関連記事】画家活動するために必要な【ポートフォリオ】の作り方

収支精算(経費入力)

ギャラリー滞在するためにかかったお金を領収書を見ながら会計ソフトに打ち込みます。
なので新幹線切符代、現地で買った画材など領収書はすべて取っておきます。
振り込まれ次第、売り上げも忘れずに入力しておきます。

いかがでしたでしょうか。
毎回個展が終わるとデータ入力の事務作業が続くわけです。

そのほか

SNSでふりかえり

例えばこんな感じで個展後の作品ふりかえりもよいでしょう。個展終了後もオンラインショップでの掲載は継続するギャラリーも増えてきています。小品を少しでもアピールする姿勢は大事。

ブログ記事

個展中に話した内容や学んだこと、本記事のような個展の裏側などを発信します。
来場されなかった方や作家活動している方にどんな内容なのか、何を準備して上手くいったこと改善点など個展中の様子も気なる人もいると思います。

おわりに

と、こんな感じで個展終了後にやることを解説しました。
私は結構ゆっくりやっても2~3日くらいで終わるでしょうか。
今書いているこの記事が最後です笑

一気に全部やるのは大変ですから、出来ることから少しずつやっていきましょう。
芳名帳や作品リストなどは活動初期からやっておいた方がいいです。
ある程度年数経ってからだとデータ化するのに苦労します。

ではまた!