抽象画に「正解の画材」はない
抽象画は、「写実」や「具象」と違って、“何かに似せる必要がない”絵の世界。
だからこそ、使う画材にもルールはありません。
鉛筆1本で描いてもいいし、絵具をぶちまけても成立するのが抽象画の魅力です。
とはいえ、初めての方にとって
「どの画材を選べばいいのか」
「何をそろえれば描き始められるのか」は悩みどころですよね。
この記事では、初心者でも安心して始められる抽象画のための画材を、
目的別・ジャンル別にわかりやすくご紹介します。
絵の上手さより「手を動かす」ことが大切な世界。まずは1本の線から始めましょう。
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第1章:まず揃えたい、基本の画材セット

① アクリル絵具(万能タイプ)
- 特徴:水で溶けるけど、乾くと耐水性になる
- おすすめ理由:失敗しても上から塗り直しOK、乾きも早い
- 初心者向けブランド:
- リキテックス ベーシック
- ターナー アクリルガッシュ
② 筆(平筆+丸筆の2種類でOK)
- 平筆:面塗りやストローク系
- 丸筆:細い線、曲線などに向く
→ 最初は100均のものでも十分。慣れたら少しずつ良いものを。
③ キャンバス or 厚紙
- キャンバスボード:安くて手軽。F4〜F6サイズが◎
- 水張りされた厚紙:水彩やアクリルにも使える。扱いやすい
④ パレットと水入れ
- 100均でOK。牛乳パックを切ったものでも代用可。
⑤ ウエス(布) or キッチンペーパー
- 筆の水気を取るために必要。
第2章:目的別!抽象画のおすすめ画材
🟡 A. 色彩で遊びたい人におすすめ
- 透明水彩:にじみ、ぼかしが美しい
- ホルベイン透明水彩、ウィンザー&ニュートン
- アクリルガッシュ:発色がよく、重ね塗りに強い
- POSCA(ポスカ):紙・キャンバスどちらにも描けるマーカー
🎨おすすめ練習法:好きな色3色だけで自由に塗ってみる→混色感覚を養える。
🔵 B. 線と構図で描きたい人におすすめ

- ミリペン/マーカー:細い線・強弱のコントロールがしやすい
- 墨と割り箸ペン:不安定な線がかえって味になる
- ジェルボールペンや万年筆:にじみやすく、意図しない美しさが出る
✍おすすめ練習法:「目をつぶって描く」「利き手じゃない方で描く」ことで偶然性を楽しむ。
🔴 C. 質感・テクスチャーで勝負したい人におすすめ
モデリングペースト:盛り上げて彫刻的表現
- ジェッソ:下地材。画面に凹凸をつけることも可能
- 紙・布・砂などのコラージュ素材
🔧おすすめ練習法:「絵具を“描く”のではなく、“置く・削る”」という発想にシフトしてみる。
第3章:支持体(描く面)の選び方
| 種類 | 特徴 | 向いている表現 |
|---|---|---|
| キャンバス | 丈夫で長持ち | アクリル、油彩、重ね塗り |
| 水彩紙 | 吸水性が高い | にじみ・ぼかし表現 |
| 厚紙・画用紙 | 安価・手軽 | ラフな描き込みに |
| 木製パネル | 変形しにくい | コラージュ、重ね塗り、立体感 |
🎯ポイント:いきなり高価な素材に挑まず、安価な素材で実験しながら好みを探すのが◎。
第4章:初心者におすすめの画材セット例
カラフルに描きたいタイプ向け
- アクリル絵具12色セット
- F4キャンバスボード3枚
- 筆2本(平+丸)
- パレット、水入れ
線・構図を楽しみたいタイプ向け
- POSCA細字3〜5色
- ミリペン(0.1〜0.5mm)
- スケッチブック(A4)
素材・実験派向け
- アクリル絵具数色
- ジェッソ、モデリングペースト
- 木製パネル or 厚紙
- コラージュ用素材(新聞、布、紙など)
第5章:画材選びでありがちな失敗と回避策
| よくある悩み | 対策 |
|---|---|
| 画材が多すぎて迷う | まずは3色・1本の筆・1枚の紙から始める |
| お金をかけすぎて後悔 | 最初は100均・学用品レベルで十分 |
| 思ったように描けない | 「作品を描く」より「遊び」と割り切って練習 |
📌画材は“正解”を探すのではなく、“自分の違和感”を試す道具です。
おわりに:画材は、絵を動かすきっかけ

抽象画を始めるのに、高価な画材や難しい知識は必要ありません。
むしろ、自分にとって
「しっくりくる線」
「なぜか好きな色」
「なんとなく面白い感触」
を探す旅こそが、抽象画の醍醐味です。
最初はうまくいかなくても、描いているうちに“これが自分らしい”と感じる瞬間が必ず訪れます。
ぜひ、気になる画材から一歩踏み出してみてください。手が動けば、作品は生まれます。
✍この記事のまとめ(初心者向け要点)
- 画材にルールなし!でも「目的別に選ぶ」と失敗しにくい
- 最初は「3色+1筆+1枚の紙」で十分
- 高級品より「たくさん使える安い画材」がおすすめ
- 線・色・質感、それぞれ得意な画材を試してみよう
- 描き方に悩んだら「遊び」から始める






