無名の画家が絵を売るために出来ること

絵を描いて売るためには何から始めればいい?

こんにちは、ペン画を描いてその絵を売って活動して16年目に入りました安藤光と申します。

本記事では
画家デビューしたいけど何から始めればいいか分からない方向けに
良い絵を描くのは当たり前として、画家活動として絵を売るために出来る事を解説していきます。

コンペに出す

私は主に公募展の特典を利用して海外展や企画個展を掴んで活動してきました。
百貨店デビューできたのも公募展のおかげです。
ではどんな公募展に出せばいいのか?

それは出来るだけ企画ギャラリーが主催する公募展に出品することです。
ギャラリーは常に新たな作家を探しているので選ばれて結果(売上や作品の質、集客)を残せば
次の展覧会に呼んでもらえる可能性もあります。

もちろんそれ以外にも規定が合う公募展があればがむしゃらに出していってもいいと思います。

3年で100回出すという猛者も。入選以上の作品は他の公募展では出せなくなるので、
手持ちの作品がすべて入選or受賞していて次に出す作品がない!という気で公募展に出します。

SNSで作品発表する

自分の描いた絵をまずは多くの人に見てもらわないと集客も販売もなかなか繋がりません。

最近では絵を買う方もまずは作家を調べて・・・の方も多いようでSNSで検索するとすぐ出てくるかも重要になってきます。

日ごろから作品や解説、制作過程などを発信していれば少しずつファンも増えていきます。
こまめな情報発信が重要です

値段の付け方を勉強する

いろんなギャラリーに足を運んで様々な作家さんの作品がどのくらいの値段を付けているか見てみましょう。
「この絵がこのくらいの値段だったら自分の同じサイズはこのくらいかなぁ」といったように大体の目安を付けます。

時には作家本人に値段付けの法則や基準を伺ってみるのも良いと思います。

その時は鑑賞者や作家さんにご迷惑にならない程度に。

目安を付けたら実際に売ってみます。

その値段で売れないなら値段に見合った作品の質を上げる努力をしましょう。

時給換算や「適当にこのくらい」などんぶり勘定では作家としての信用もついてきません。

自分でつけた値段でコンスタントに売れるならそれが適正価格と言えます。

値段付けの考え方はこちら

私は年間の制作点数と販売点数の比率によって値上げするかを検討しています。

オンラインショップを作る

いまやだれでもオンラインショップを作れる時代です。
BASEstoresBOOTHなど自分で作った商品などを販売するサイトが無料で作れます。

「あなたの絵どこで買えるの?」と言われた時にすぐ案内できるように
オンラインショップを用意しておくことも絵を販売するためにできることの一つです。

レンタルした会場やアートフェア、企画ギャラリーでも作家が常駐し、
自ら会計するケースがあります。

その場合、私はカード決済用の端末を持っていないので、
QRコードを掲示して電子マネーやカード決済をしてもらうために
オンラインショップを利用したりしています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
絵を売ることと売るための絵を描くことは全くの別物です。

「絵の上達のため」に勉強をするように「売る」ことを知らないなら勉強すればいいのです
今回挙げたものは無料でできることがほとんどです。

(コンペも出品料無料なものも探せばあります)

まずはお金がかからないことからできることをやっていきましょう。