「将来、好きなことを仕事にできたらいいな」──そう思ったことはありませんか?
でも現実を見ると、
「それで食べていけるの?」
「そんなの一部の才能ある人だけじゃない?」と、ついブレーキをかけたくなりますよね。
私も学生時代はさんざん言われて絵の道をあきらめてきた人間です。
大学を卒業してもやりたいことが見つけられず、
新卒のアドバンテージを生かせずフリーターを10年近く経験しました。
画家になろうと決断したのも大学を卒業して本当にやりたいことに素直になってみたからです。
もっと早く(学生時代に)行動していれば・・・と。正直時間を無駄にしたなと思っています。
好きなことを仕事にしている人の多くは、
特別な才能を持っていたわけでも、
最初から完璧な道筋を描いていたわけでもありません。
ただ、ある共通点があるのです。
それは「今、自分にできることをやってきた」ということ。
今回は、学生のうちから「好きなことをして生きる」ために、
今すぐできることを5つ紹介します。
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1. 好きなことを「やり続ける」

まず一番大切なこと。それは**「好きなことをやめないこと」**です。
たとえば絵を描くのが好きでも、他の人と比べて落ち込んでしまったり、「こんなことやって何になるんだろう」と思って手を止めてしまったり…。よくあります。でも、そこを乗り越えて「続けてきた人」だけが見られる景色があるんです。
才能よりも、評価よりも大事なのは、「続けている」という事実。
それが将来、あなたの武器になり、信頼になります。
✅ 今すぐできること
・好きなことに関する記録を残す(SNS、ノート、ブログなど)
・他人と比べるのではなく「昨日の自分」と比べてみる
・下手でも飽きても、まずは続ける
2. 「環境」を使い倒す

学生のうちは、社会人にはない特権がたくさんあります。
時間、校舎、部活、サークル、先生、図書館、学割、課題すらも学びの場。
これらは無料で使える最高のリソースです。
たとえば、気になる職業があればレポートで取り上げてみる。
作品を発表する機会があれば積極的に出す。
先生に見せる。SNSで公開する。それらすべてが実績になり、練習になり、自信にもなります。
✅ 今すぐできること
・学内の設備(PC、印刷機、教室)を有効活用する
・先生に感想をもらってみる
・課題を「好きなこと」と絡めて提出してみる
3. 行動がすべてを変える
「やりたい」だけで終わっていては何も始まりません。
SNSに投稿する、コンテストに応募する、
知り合いに作品を見せてみる──そういった小さな行動が、大きな一歩になります。
行動すれば、結果が出ます。結果が出れば、次にやるべきことが見えます。
逆に、何もしないままだと「向いてるかどうか」すらわからないまま終わってしまうかもしれません。
✅ 今すぐできること
・完成してなくても発表してみる
・1日1つ、小さな行動目標を立ててみる(例:ポートフォリオを1ページ作る)
・「まだ早い」と思わず、まずやってみる
4. 出会いを「つなげる力」にする

将来、仕事になるかどうかは**「人とのつながり」**がカギです。
たった一人の先生、フォロワー、友人の言葉があなたを変えることがあります。逆に、どんなに上手でも、誰にも届かなければ存在しないのと同じ。好きなことを仕事にするには、「見つけてもらう」「応援してもらう」力も必要です。
誰かに作品を見てもらう。反応がなくても、続けて関係を作る。
これが未来の「チャンス」になります。
✅ 今すぐできること
・SNSやブログで自分を発信してみる
・気になる人にDMで感想を伝えてみる(礼儀正しく)
・話しかけてくれる人には丁寧に応える
5. 「できない理由」を潰していく

「でも自信がないし…」「時間もないし…」「どうせムリだし…」
そう言いたくなる気持ちは、痛いほどわかります。けれど、そうやって何もしない理由を探している限り、夢は絶対に近づいてきません。
やってみて失敗した方が、100倍マシです。行動すれば修正できます。
言い訳を潰せば、目の前に道が見えてきます。
✅ 今すぐできること
・「忙しい」は本当か?スマホのスクリーンタイムを見てみる
・「下手だから」は正当か?2ヶ月後には上達しているかもしれない
・「恥ずかしい」は誰の目線か?自分の将来を優先していい
おわりに|未来は「今」でできている

「好きなことをして生きていきたい」と願うなら、
今この瞬間から始めるのがいちばん早い道です。
未来は突然降ってくるものではなく、今日の小さな選択の積み重ねでできています。
他人の目や評価に振り回されず、あなた自身の「好き」を信じて歩んでください。
歩きながら道を探していいんです。
焦らず、でも止まらず。
“今のあなた”にできることを、ひとつずつ。