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「アートのある暮らし」って、実際どう?
作品を購入したことがない人にとって、「アートのある暮らし」という言葉は、
少しだけ遠く、ちょっとだけ特別に聞こえるかもしれません。
- 本当に毎日見るものなの?
- 飽きたりしない?
- 自分の部屋に合うの?
- 置いたところで何が変わるの?
今回は、そんな素朴な疑問にこたえるべく、
実際に私の絵を購入して飾ってくださっている方(4名)に聞いてみました
(※内容は実際に絵を買ってくださったお客様、
オンラインショップのアンケート内容を参照して書いています。
プライベートに関することはぼかしています。)
リアルな声から見えてきた「絵と暮らしの関係」、ぜひ体感してみてください。
case 1:

「朝の気分が整うようになった」
──都内在住・30代女性・会社員
仕事柄、朝が早くてバタバタする日々なんですが、リビングの一角に飾ったペン画を、出勤前に少しだけ眺めるのが日課になりました。
忙しくても、“絵の前で一呼吸”があることで、心がちょっと落ち着くんですよね。
同じ絵でも日によって違って見えるのが不思議で、
その日の自分の状態に気づくヒントになっています。
暮らしの変化
- 朝に小さな余白の時間が生まれた
- 気分のセルフチェックができるように
- 感性を日常に引き戻すきっかけに
case 2:
「お客様との会話が自然に弾む」
──福島県・40代男性・自営業
自宅で打ち合わせをすることが多く、応接スペースに地元の作家さんの作品を飾っています。
初対面の方でも、「この絵、素敵ですね」と話しかけてくださることが多くて、自然に会話の糸口が生まれるんです。
絵があるだけで、場の緊張がやわらぐというか、「この人は感性を大事にする人なんだな」と思ってもらえる気もします。
暮らしの変化
- 空間に“迎える気持ち”が生まれた
- 会話のきっかけが自然に増えた
- 信頼感を得やすくなった
case 3:
「部屋に自分らしさが宿った」
──京都在住・20代男性・大学院生
たまたまSNSで見つけた作家さんの絵に惹かれて、はじめて原画を購入しました。
それまでは“ただの部屋”だった空間が、一枚の絵で一気に“自分の場所”になった感じがしたんです。
授業やバイトで疲れても、「早く帰ってあの絵が見たいな」って思えるようになったのは、自分でも驚きでした。
暮らしの変化
- 空間に“感情の拠点”ができた
- 帰る理由ができ、生活の軸が生まれた
- 自分の選択に自信が持てた
case 4:
「季節と絵、気分で入れ替える楽しさ」
──長野県・50代女性・主婦
春夏秋冬で飾る絵を変えるのが、ここ数年の楽しみになっています。
最初は気分転換のつもりでしたが、今では**“季節の切り替え”を体で感じる儀式**のような存在に。
同じ絵でも久しぶりに再会すると「やっぱりこの線、好きだな」と思えて、飽きるどころか愛着が増している気がします。
暮らしの変化
- 季節の変化を“目で感じる”ようになった
- 作品との再会に新鮮な感動がある
- 空間を整える習慣が自然と身についた
おわりに:一枚の絵が、暮らしに「軸」をくれる

普段の生活に気づきや新鮮さが宿る。こんなお言葉をいただけて作家冥利に尽きるというものです。
こちらも今後の制作の励みになりました。本当にありがとうございます。
「絵を飾る」ことは、見た目の装飾以上に、
“どう暮らしたいか”を選び直す行為でもあります。
誰かの価値観ではなく、自分自身のまなざしで選んだ一枚。
それがあるだけで、空間に意味が宿り、日々に小さなリズムが生まれる。
アートは、特別な人だけのものではありません。
どんな部屋にも、どんな日常にも、
静かに寄り添ってくれる一枚との出会いが、きっとあります。
