こんにちは。以前の記事で
グループ展に参加するためには
どうすれば良いのか解説しました。
今回はグループ展に申し込んで、
開催するまでの間の準備についてまとめました。
グループ展に参加するにあたって確認する事
展示スペース
割り当てられた展示スペースが縦横どのくらいで、
作品がどのくらい飾れるか見積もります。
額装済みの作品は外寸を確認します。
複数飾る場合はキャプションのスペースや
プロフィールのパネルを貼るスペースも確保します。
飾る作品サイズとスペースによりますが、
作品同士も最低15cmくらいは離したほうが鑑賞しやすいと思います。
作品
額装するとサイズが変わりますので
外寸を測っておきましょう。
壁にかける場合、
作品裏に紐を張るのを忘れずに!
ほかの参加者やギャラリーに迷惑になります。
委託で展示してもらう場合は
作品とキャプションが照合できるように
作品裏に題・制作年・作者名・天地などを書いておく、
キャプションを作品と一緒に外箱の中に一緒に入れておくなど、
ほかの人が見ても分かるようにしておきましょう。
発送用段ボール
出品する作品が決まったら梱包します。
段ボールも集荷をかける前に
メジャーでサイズを図っておくとスムーズです。
箱の縦+横+高さ(cm)で「サイズ」が決まります。
重量も制限があるので重すぎ注意。
例えば・・・
クロネコヤマト宅急便ならサイズ160(2023年2月現在サイズ200まで)
ゆうパックならサイズ170まで
ぎりぎりサイズオーバーで断られるケースもあります。
サイズは事前に確認しておき余裕をもって発送しましょう。
グループ展に必要なもの
プロフィール
初めて作品を観てくれる方でも分かるように
自分の活動をPRするためのものです。
これまで何をやってきたのか、
出身地、生年月日、顔写真、最終学歴、
SNSアカウントなどのほかに
個展やグループ展など出展歴があれば記載します。
キャプション
作品ごとに
タイトル、制作年、サイズ、画材、作者名
などの情報が書かれたネームプレートのようなものです。
名刺サイズくらいが基準です。
芳名帳
来場者のお名前やご住所など
今後DMを送ったりお礼状を出すのに必要です。
ギャラリーに用意してある場合が多いですが、
会場によってはコピーなどもらえない場合があり、
作家の財産とも言えるので、
できるだけお客様に記入を勧めます。
ギャラリーで用意している場合も
終了後コピーなどをもらえるか聞いておきましょう。
名刺
作家名、SNSアカウントなどを記載した名刺も重要です。
今後の活動でも役立つもので
安価でできる広報活動ですので用意しておきましょう。
不特定多数の人が持っていきますので
電話番号や住所などの記載は控えます。
個人情報が書かれた名刺は仕事や対面で直接手渡す場合など
2種類作って用途を分けるといいと思います。
ポートフォリオ
ファイルなどに過去作品などをまとめた作品集のことです。
作者本人がいなくてもファイルを見るだけで作品や作家本人のことが理解できるような内容が理想です。
作り方は以前書いた記事を参考にしてみてください。
グッズ
ポストカードや缶バッチなどの小物グッズも置いてもらえる場合があります。
値札やディスプレイ什器などの準備も必要になってきます。
最初は他作家さんが
どんなグッズをいくらで出しているかを
会場でリサーチしてからでもよいと思います。
水平器
直接搬入する場合、作品を設置するとき使います。
目視ではなかなか決まらいないもので水平器があると作業効率がUPします。
メジャー
発送する際の段ボールや額の外寸を測る他に
壁に設置する際の高さを統一するためにあると便利です。
3mまで測れるのが使いやすいです。
また、お客さまから「家の壁に収まるか不安」というお声をいただく場合もあります。
そんな時は額の外寸を測ってメモを渡してあげると喜ばれます。
すぐに取り出せるように腰につけたりやポケットに入れておく作家さんもいます。
この他にも
釘・ハンマー
作品を展示するときに使います。
ガムテープ・カッター
開梱や搬出の梱包時に使います。
ギャラリーによっては
納品書、作品リストなどの書類提出も求められます。
事前に調べておきましょう。
展覧会で主に必要だったものを
並べてみましたが
グループ展によって必要なもの・用意するものはさまざまです。
他の作家さんに迷惑をかけないようしっかり確認しましょう。