安藤光/HIKARU ANDO
BIOGRAPHY
1986 福島県福島市生まれ・在住
2004 福島県立福島明成高等学校 生物工学科 卒業
2006 専修大学北海道短期大学 農業科学科 卒業
2008 石巻専修大学 理工学部 基礎理学科 卒業
2009 突然ペンで細密画を描き始め、活動開始
我流でペン画を制作して福島を拠点とし、
東京を中心に全国で展示活動をしている安藤光です。
絵に関しては、運動も勉強も苦手だった私が唯一好きなことではあったのですが、
美術系の学校を出た訳ではなく、絵画教室で専門に絵画を学んだこともありません。
社会人になって「本当にやりたいこと」を見つめ直した結果、
幼少の頃から描いていた緻密画をふと思い出し、
「これなら無限に描ける!」と突然抽象ペン画制作を開始・発表。
2013年に突然大切な親友を亡くしたことがきっかけで死を身近に感じ、
自分の人生に後悔しないよう画家活動を本格化。
こんな技術や経験の無い素人な私でも
がむしゃらに行動すれば画家になれることを身をもって証明していきます。
活動を経て得た知識やノウハウをブログで発信しています。
展覧会のほかにオンラインショップでも作品を販売しています。
CV
ドローイング(Drawing)とはペンや鉛筆などで「線を引く行為」という意味で、絵の具を使って制作するペインティング(painting)とは対照的に線画、素描、広い意味でのデッサンや下絵、習作などの総称として用いられます。
現代でもドローイングの定義は曖昧でドローイングとは何かを問う展覧会が各地で開催されるほどです。
安藤の制作過程の中で、例えば実際はただ不定形な雲の形が何かに見えるといったように無形のものというのは脳にとっては多大なストレスであり、負荷を下げるため無意識に既知のものへ置き換えて当てはめようとする錯覚(パレイドリア現象)が制作中にも生じます。
そんな錯覚に抗い、純粋無心で描かれた造形に惹かれ現在まで描き続けてきました。
そうしてできた造形は、自然界に存在するフラクタル的性質を持ち、作者が意図せずとも
気づけば自然が内包する造形へと収束していきます。
フラクタル構造も人間が認知出来る範囲には限界があり、その認識の外側を観測したとき人は「偶然」を感じます。
ドローイングの歴史上、オートマティズムをはじめ作者の手を離れ偶然を作り出す様々な手法が模索されてきました。
私はペンで緻密な図形を描き続けることにより、何パターンかの図形を積層する手法で疑似フラクタル構造の規則性の振れ幅を増大させていきます。現在は、人の認識領域外を目指し限りなく「必然が希薄な状態」を作り出すことを主題に制作しています。
個展
2024 「安藤光 作品展」(余白/大阪)
2024 「安藤光 ペン画展」(Breeze Bronze Home/東京)
2022 「-未分化のかたち-」(Breeze Bronze Home/東京)
2021 「-抽象細密画の世界-」(Breeze Bronze Home/東京)
2014 「無題」(美の起原/東京)
2012 「ドローイング細密画展」(アートギャラリー絵の具箱/東京)※以降年1回開催
主なグループ展
2024 いい芽ふくら芽inTOKYO2024(松坂屋上野店/東京)
2023 いい芽ふくら芽inTOKYO2023(大丸東京店/東京)
2022 群青建築展2023+(3331アーツ千代田/東京)
2021 武蔵野アール・ブリュット2021(武蔵野市立吉祥寺美術館/東京)
2020 悪の建築展:最終章「大祭」(3331アーツ千代田/東京)
2019 武蔵野アール・ブリュット2019(武蔵野市立吉祥寺美術館/東京)
2015 walk the line -線に生きる、20代の作家たち-(ギャルリー志門/東京)
2012 大細密展2012(The Art complex Center of Tokyo/東京)
2010 【新しい】カオス*ラウンジ【自然】(高橋コレクション日比谷/東京)
受賞歴
2022 第2回関西アートコンペ 奨励賞
2021 第1回関西アートコンペ 優秀賞
2019 大細密展2019 優秀賞
2017 2017美の起原展 奨励賞
2015 美術新人賞デビュー2015 入選
2013 トーキョーワンダーシード2013 入選
2013 第1回公募 美の起原展 銀賞
2011 公募 第二回ドローイングとは何か 入選
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