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近年、万年筆やインク沼ブームに続き、
ガラスペンが再び注目を集めています。
おしゃれなデザインのガラスペンが増え、
100円ショップでも手軽に購入できるようになりました。
しかし、ボールペンや万年筆とは違い、
ガラスペンは繊細なガラス製のペン先を持つため、
取り扱いに注意が必要です。
この記事では、これからガラスペンを使ってみたい方や購入を検討されている方に向けて、
基本的な使い方からおすすめのインク、正しいお手入れ方法までをわかりやすく解説します。
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ガラスペンとは？歴史と特徴
ガラスペンは1902年、明治時代の風鈴職人・佐々木定次郎によって考案されました。ガラス製のペン先の溝に毛細管現象でインクを吸い上げ、筆記する仕組みです。1989年にはペン本体がすべてガラスで作られた一体型ガラスペンが登場し、その美しい見た目は工芸品としても高く評価されています。
ガラスペンに必要な道具
インク：万年筆用の水性染料インクが最適です。顔料インクも使えますが、洗浄に注意が必要です。
ティッシュやスポンジ：インクの拭き取り用。
ペン置き：書き途中のペンを置くためにあると便利。
ガラスペンを使う時に用意するものとしては、紙とガラスペン以外に
— ぷに (@puni_muni) January 3, 2018
・インク
・水
・ティッシュ
って感じです
詳しくは後述しますが、使用するインクについて特に指定はありません pic.twitter.com/tE4NtW5PxQ
ガラスペンの使い方
書き味はつけペンと違い、
非常になめらかでどの方向へ書いても、押しても引いても書けるのでつけペンや万年筆など角度やペン先の向きを気にせず、左利きでも書けるのが特徴です。
更につけペンよりインクを多く吸いあげられるのではがき一枚くらいは連続して書けると言われています。
1. インクを付ける
インク瓶にペン先を垂直にゆっくりと差し込み、約半分まで浸します。ペン先のガラス部分が瓶の底や縁に当たらないように注意しましょう。これにより割れやすいガラスペンの破損を防げます。
ガラスペンの使い方はご存知ですか？ボトルインクにペン先をつければ、みぞにインクが溜まります。そのまま筆記でき、使い終わったら水ですすぐだけ。実はとっても簡単なのです。
— カキモリ | 東京・蔵前 (@kakimori_krme) May 22, 2020
▼ガラスペンhttps://t.co/jx5VbRdQdm pic.twitter.com/a4WLQTEExO
2. 書くときのコツ
紙との角度は45度～60度が理想的です。ペン先を寝かせすぎると破損の原因になるため、やや立て気味に持ちましょう。書いている途中でペンを軽く回転させると、溝にたまったインクを均一に使えます。
インクが薄くなり線が細くなったり擦れてきたら、無理に筆圧をかけずにインクを付け直しましょう。ガラスペンは滑らかな書き味が魅力で、つけペンのように特定の方向だけでなく、どの角度でも自由に書けるのが特徴です。左利きの方にも使いやすいペンです。
書き終わったらしっかりお手入れを
- 書き終わったら、まずティッシュでペン先のインクを優しく拭き取ります。
- 水を入れたコップにペン先を浸し、瓶のふちに当てないように優しく回しながらインクを洗い落とします。
- インクが完全に落ちたら、ティッシュで水分を拭き取りましょう。
頑固なインク汚れの対処法
インクが乾いて溝に固まると水洗いだけでは落ちにくくなります。その場合は中性洗剤で洗うか、歯ブラシで優しく擦り洗いしてください。それでも落ちないときは、顔料インク用の専用洗浄液の使用をおすすめします。
ガラスペンや万年筆で顔料インクが完全に固まってしまったとき、
これを吸わせるとみるみるうちにインクが落ちていきますので
顔料インクを使うなら1本は持っておくことをおすすめします。
注意点
・ガラスペンは割れやすいので、インク瓶の底にペン先を当てないように注意しましょう。
・使い終わったあとは必ずお手入れを忘れずに。
ガラスペンをティッシュでふき、水の入ったコップに先端を浸します。インクが落ちない場合は中性洗剤で洗うか、歯ブラシで軽くこするときれいに落ちます。
おすすめのインク
ガラスペンにおすすめのインクは基本的には万年筆用の染料インクがおすすめです。
ガラスペンで描くペン画作品の魅力
ガラスペンは文字だけでなくイラストや線画にも最適です。
水彩のような自然な濃淡を生かした独特の線が引けるのが魅力。
私も普段は万年筆で線画を描いていますが、
ガラスペンでの作品制作も楽しんでいます。
繊細かつグラデーション豊かな線を求める方にはぴったりの道具です。
まとめ：ガラスペンは初心者にもおすすめの美しい筆記具
- おしゃれで工芸品のようなデザインが魅力
- つけペンや万年筆よりも気軽に使える書き味
- 取り扱いは繊細だが、正しい使い方で長く愛用可能
- 万年筆用水性染料インクがおすすめ
- 使用後の洗浄を怠らないことが長持ちの秘訣
これからガラスペンを使い始めたい方は、まずは万年筆用の染料インクと柔らかいティッシュを準備し、今回の使い方を参考にしてみてください。繊細で美しい線が日々の創作や手書き文字に新しい魅力を加えてくれますよ。