目次
はじめに:絵を飾る意味と楽しさ
部屋に絵を飾ることは、単なるインテリアではなく、
空間全体の印象や居心地を大きく左右します。
お気に入りの作品が壁にあると、
日々の生活の中で視線が集まり、
気分が上がったり落ち着いたりする効果もあります。
展示空間のプロが実践するような飾り方には、いくつかの基本ルールと応用のコツがあります。
このガイドでは、絵をおしゃれに飾るための具体的な手順とポイントを初心者にもわかりやすく整理しました。
関連記事:絵ってどこで買うの?場所と相場を解説
絵を飾るときの基本ルール

■ ① 目線の高さを基準にする
絵の中心が床から約150cm前後にくるように飾るのが基本です。
美術館やギャラリーでも同じ基準が使われており、自然な視線で鑑賞できる高さとされています。
実践のコツ
- 絵を掛ける前に床から150cmの位置に仮の印を付ける
- 遠目から見て不自然でないか確認する
■ ② 壁と家具のバランスを考える
- ソファやチェストの上に飾る場合
→ 絵の下端を家具の天板から約15〜20cm上にする - 家具より大きい作品を飾る場合
→ 全体のバランスを見て、壁面の余白が均等になるよう配置する
家具と絵のバランスが整うと、空間がまとまり、雑多な印象を避けられます。
■ ③ 余白を意識する
空間には「余白(ネガティブスペース)」が必要です。
作品と壁の距離や、隣の作品との間隔が狭すぎると窮屈に見えてしまいます。囲まれすぎない余白は、絵の存在感を引き立てます。
失敗しない飾り方のポイント

✖ 配置が低すぎる・高すぎる
絵が床に近すぎたり天井に近すぎたりすると、視線が安定しません。
目線の高さを意識して、中心を基準に配置することが大切です。
✔ 具体例
- 家具なしの壁:絵中心を床から150cm
- ソファ背後:ソファの背もたれ上約15〜20cm
✖ ランダムな間隔で並べる
複数の作品を横に並べるとき、一律の間隔にするとまとまりが生まれます。
作品のサイズが異なる場合は、小さい作品同士を近く、大きい作品同士は余白を多めに取ると視覚的に心地よく見えます。
✖ 色合い・テイストがバラバラ
作品の色調やテイストが極端に異なると雑然とした印象になります。
同じ系統の色・モチーフに揃えるか、主役と脇役の作品を意識して配置すると落ち着きます。
絵を飾る高さは目線の高さに合わせます。
美術館やギャラリーなどの展覧会では床から150cm前後の高さに絵の中心が来るように配置されています。部屋に飾る場合でも目線の高さに合わせるとバランスが良く見やすくなります。
シーン別の飾り方例
● リビングルーム

リビングは家族や来客が過ごす場所です。
大きめの作品や、色味のある絵を視線が集まりやすい壁面中央に飾ると空間の印象が引き締まります。
ソファと平行に配置すると、部屋全体の統一感も出ます。
● 玄関
玄関は第一印象を決める場所です。
小〜中サイズの作品を目線より少し上に飾ると、出入りする人の視覚に自然に入ります。
色味を落ち着けると、穏やかな印象になります。
● 廊下・階段
廊下や階段は通行中に視線が流れるため、等間隔・同じ中心線で作品を配置すると劇的なギャラリー感が出ます。
おしゃれなレイアウト方法


飾るスペースが横長なら横幅のある絵を、
縦長なら縦に長い絵を飾るとおしゃれに見えます。
小さい絵を横に並べたり、
同じサイズを連続で並べたり、
縦長スペースなら小さい絵を階段状に並べる
と空間に奥行きが生まれてオススメですよ!
組み合わせに悩んだら「3」を意識して、
等間隔に並べるとバランスが良く見せることができます。
飾る絵の選び方
家具・壁紙のテイストと合った絵を選ぶ

絵の内容は家具のテイストと合っているかも重要です。
インテリアに合った絵を選ぶことも空間にアートを加える上で重要なポイントです。
色数が少ないシンプルな絵

迷ったら色数が少ないシンプルな絵を選択するのも一つです。
シンプル故にどのような空間でも馴染みやすくなるからです。
ただしシンプル過ぎてしまうのも印象に残らない傾向にありますから要注意です。
シンプルな絵を選ぶ場合は複数枚飾るとか額縁のデザイン、
飾り場所にこだわるなど意識して見ましょう。
照明・フレームで魅力を引き出す
■ 照明
スポットライトや間接光を使うことで、作品の「質感」や「色味」が引き立ちます。絵を照らす際は、直射ではなく傾けた角度の光を当てるとギラつかず見やすくなります。
■ フレーム選び
フレームは作品の印象を大きく左右します。
- 黒フレーム → コントラストを強調
- 白フレーム → 明るさ・清潔感
- 木製フレーム → 温かみ・調和
作品と部屋のトーンを合わせて選ぶと統一感が高まります。
よくある質問(FAQ)
Q1:絵は複数枚同時に飾ってもいい?
A:はい。ただし間隔を均等に保つこと、
中心線を揃えることが重要です。
視線が散らず、まとまりのある空間になります。
Q2:壁の材質が石膏ボードの場合はどうする?
A:石膏ボード用の耐荷重フックやピン式フックを使いましょう。
重量のある絵は、安全に配慮した金具の使用が必要です。
Q3:季節や気分で入れ替えてもいい?
A:もちろんです。季節ごとに作品を入れ替えることで、
新鮮な空間を楽しむことができます。季節感に合わせた色味の作品を選ぶとより効果的です。
まとめ:飾り方の成功は「視線・バランス・余白」
絵をおしゃれに飾るためには、
- 目線を意識した高さ設定
- 家具とのバランス調整
- 余白の確保
の3つが基本になります。
その上で、照明やフレームの選び方、
シーン別の配置法を実践すると、どの空間も「見せる壁」になります。
あなたの部屋に作品を飾るときは、まず基本ルールを確認し、手を動かしながら微調整してみてください。飾る過程自体が空間をつくる楽しさにつながります。
安藤光作品もオンラインショップでたまに販売しています。
是非覗いてみてくださいね。
