こんにちは!ペン画を描いて全国で展示活動をしています安藤光(あんどうひかる)と申します
今回はお礼状の書き方、どのタイミングで誰に出すのか
を解説していきたいと思います。
お礼状・・・とは
お礼状とは感謝の意を伝えるハガキやお手紙のことを言います。
本記事では画家活動の場合について解説していきます。
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画家にとってお礼状を送る相手とは
作家さんによってお礼状を出す人、出さない人、出す条件も人それぞれです。
お礼状を出す場合
・展覧会に来てくれた方(面識のある方、招待した方、名刺交換をした方など)
・作品をご購入いただいた方
に出したりします。
人にもよりますがグループ展で一緒になった作家さんにも送る方もいます。
あまり作家さんに出す人はいないので逆に印象に残るとも思われます。
送る人数にもよるのでそこは予算と相談してください。
そもそもお礼状を送るには、
作品購入者情報や芳名帳に名前や住所がないと送れません。
なのでなるべく芳名帳にはお名前をいただくようにします。
芳名帳に書かない方もいるので
展覧会中にお会いした方は手帳にメモしたりもします。
ちなみに私は来場者に対して「お名前だけでもいいんで(ご芳名)お願いいたします!」と一声かけるようにしています。すると7~9割の方がお名前を書いてくれます。
またグループ展、個展関係なく来場者全員に出す作家さんもいれば、作品購入者のみに出す作家さんもいますし、どれが正解でどれが間違っているというわけでもありません。
私は作品を買ってくださったかたが「1番大切なお客様」なので個展、グループ展関係なく購入者様にハガキではなく直筆のお手紙(便箋1枚程度)を送るようにしています。もちろんハガキに印刷して一言添えるのでも可です。
お礼状の内容
作品や展示風景+お礼の言葉、という形式が多いです。
お礼状に新作を描く方も結構います。
「展覧会にいらした方が会場の雰囲気を思い出してくださるように」
展覧会の様子も写真に撮っておくのも忘れないようにしましょう。
パーティ写真などもいいと思いますが、ただし人の顔が映っているものはNG。
大前提として定型の内容より「もらってうれしくなる」文章を意識して書きましょう。
「型通りの礼状」「型通りの文面」なんてもらっても嬉しくないですし・・・
ここではご来場くださった方、作品をご購入くださった方へのお礼状を想定して解説していきます。
来場者へのお礼状(例文)
【文例】
○○展に来てくださり、ありがとうございました。
おかげさまで好評に展覧会を終える事が出来ました。
みなさまの応援から元気をいただいて、
これからも絵の活動を頑張って行こうと思います。
お忙しい中のご来場ありがとうございました。
※ハガキに印刷した場合はさらに手書きコメントを一言添えるようにします。
「おいしいお菓子ありがとうございました」
「久しぶりに会えてよかった」
「わざわざ遠いところからありがとうございました」などなど
話した内容はメモを取っておくことをお勧めします。
「自分のことを覚えていてくれる」と感じると嬉しくなりますよね。
作品購入者へのお礼状(例文)
【文例1】
先日は○○の個展に遠方から足を運んでいただきまして、
また作品をご購入いただき誠にありがとうございました。
全国的に厳しい状況の中ではありましたが、
おかげさまで盛況のうちに無事会期を終えることが出来ました。
今回もぎりぎりまで在廊するか悩みましたが、福島よりも遠いところからのご来場ということで上京した甲斐があったと思った瞬間でした。お会いできて嬉しかったです!
毎年○月に○○で個展をしていますのでタイミングや社会状況の都合が合えばまた遊びにいらしてください。
まだまだ油断できない世の中です。どうか御身体には十分お気を付けください。
今後も精力的に活動してまいりますので何卒よろしくお願い致します。
※こちらは私が北海道からご来場、作品を購入してくださった方へ実際に送ったお礼状の文面です。
【文例2】
先日は○○の個展に足を運んでいただきましてありがとうございます。
今回もぎりぎりまで在廊するか悩みましたが、上京した甲斐がありました。
お会いできて嬉しかったです!
全国的に厳しい状況の中ではありましたが、
おかげさまで盛況のうちに無事会期を終えることが出来ました。
また作品もご購入いただき誠にありがとうございます。
活動を長く続けていけるのはひとえに○○様のおかげと深く感謝しております。
今後も油断できない状況が続くと思われますので、
どうかご自愛の上お過ごしください。
私も、健康に気を付けながら精力的に活動してまいりますので、
何卒よろしくお願い申し上げます。
※例2はコロナ感染者数が増えていってるタイミングでの個展でしたのでこのような文章になっています。このように個人名を文章に入れることで「特別感」を出すことができます
送る時期
だいたい展覧会終了後2週間から~1か月程度が良いといわれています。
その展覧会に行った事を忘れたような時期で個展の片付けが終わって落ち着いてからで大丈夫です。「忘れたころに届く」くらいがちょうどいいです。
さていかがでしたでしょうか。
今回はお礼状についての内容でした
画家活動していくうえでのヒントになれば幸いです。