「マイペース=のんびり屋」「行動力がない」
そんなイメージを持たれがちですが、必ずしもそうとは限りません。
実際、私はマイペースな性格を「行動力」に変えることで、
作家としての活動を続けてきました。
自分のリズムを他人に合わせるのではなく、
自分の中での最適なスピードを見極めて、**“早くマイペースに動く”**ことを意識しています。
▼こんな人におすすめの記事です
・マイペースな性格に悩んでいる
・行動力を高めたいが、焦って空回りすることが多い
・自分のペースで創作や仕事を続けていきたい
マイペースな人こそ、持続力という最大の武器を持っています。
その特性をどう活かすかは、あなた次第です。
「自分はマイペースすぎて損しているかも…」という方にこそ、読んでいただきたい内容です。
マイペースな性格とは?
「マイペース」とは、自分のペースを大切にして行動する性格傾向のこと。
他人のペースに無理に合わせず、自分なりのリズムや判断基準を持っています。
一般的には「のんびりしている」「周囲に合わせない」といった印象を持たれがちですが、自己管理ができていれば、むしろ大きな強みにもなります。
マイペースな性格の【長所】

1. 自分を見失わない
他人の意見や空気に流されにくいため、自分の信念や価値観を大事にできます。
2. 無駄なストレスを回避できる
焦らずに自分のペースで動けるため、過度な緊張や消耗を避けやすいです。
3. 独自性を持ちやすい
周囲に同調しすぎない分、独創的な発想や方法で物事を進めることが可能です。
4. 長期的な継続に強い
人に左右されない分、コツコツと継続する力があり、地道な努力が実を結びやすいです。
マイペースな性格の【短所】

1. 協調性に欠ける印象を持たれやすい
空気を読まずに動いているように見えることがあり、誤解されやすいです。
2. 周囲とのテンポがズレる
チーム作業や締切のある場面で、リズムの違いが問題になることがあります。
3. 緊急対応に弱い
突発的な対応や切り替えが必要な場面では、柔軟さに欠けると見なされることも。
4. 優先順位を見失いがち
自分の感覚で物事を進めるため、重要なタスクが後回しになることもあります。
マイペースを“行動力”に変えるためのポイント

1|自分の“ペースの癖”を把握する(自己観察)
マイペースな人ほど、「自分にとって心地よいリズム」を把握することが大切です。
たとえば、
- 朝が得意か、夜のほうが集中できるか
- 作業開始までにウォームアップが必要か
- 締切が近づくと力が出るタイプか、前倒し型か
といった、自分の行動パターンやリズムの癖を見つけることで、「無理なく動ける時間帯」や「自然と集中しやすい条件」が明確になります。
▽やってみよう:
- 一週間の行動記録をつけて、調子の良い時間帯やテンポを把握してみる
- 「どんなときにサボる?どんなときは集中できる?」をメモしておく
2|“自分のリズムで早く動く”ことを意識する
マイペースだからこそ、誰よりも早く動き始めるという戦略が活きます。
たとえば私は、展示や納品の予定が決まった時点で、即「逆算スケジュール」を立てます。
すると、焦ることなく自分のテンポで進めることができ、結果的に“仕事が早い人”に見られることも。
▽ポイント:
- マイペース=ゆっくり、ではなく、「自分のテンポで早く始める」が理想
- 締切前ではなく“今できること”から手をつけると、ペースが乱れにくい
3|1日の行動を“仕組み化”する(ルーティンの活用)
マイペースな人は、毎日決まった動きに強い傾向があります。
その特性を活かし、「迷わず始められる仕組み(ルーティン)」をつくることで行動力は自然と上がります。
▽例:
- 朝起きたら必ず机に向かって5分描く
- コーヒーを飲んだらメール返信に取りかかる
- 夕方は“下書きタイム”など時間帯ごとに役割を決める
行動に「選択肢の余白」があると、マイペースな人ほど迷って進まなくなります。
決まった順番や流れに乗せることで、自然と体が動きます。
4|“可視化”して自分にプレッシャーをかけすぎない
マイペースな人が苦手なのは、「焦らされること」「無理なスピードを強いられること」。
そこで、進捗や予定を目に見える形で可視化することで、焦らず動ける安心感が得られます。
▽やり方:
- カレンダーに作業スケジュールを書き込む
- 進行中のタスクを付箋で管理する
- 「できたことリスト」を残して自信を蓄積する
“今どこにいるか”が見えることで、迷わず前に進みやすくなります。
5|「人と比べないけど、サボらない」を合言葉に
マイペースな人が一番やってはいけないのが、「他人と自分のスピードを比べて落ち込むこと」。
比べるべきなのは、「昨日の自分」。
そして、自分に甘えすぎないよう**“自分なりのノルマ”を決めておくこと**が効果的です。
▽実践ヒント:
- 毎日〇分だけ描く・書くなど“最低限ライン”を設定する
- ノルマ達成したら、小さなご褒美を用意する
- SNSで制作過程を少しずつ発信して、自分に適度な外圧をかける
6|行動を“意味づけ”しておく(なぜやるかを明確に)
マイペースな人ほど、「納得しないと動けない」傾向があります。
だからこそ、
「なぜこの行動が必要なのか」
「この一歩が何につながるのか」
を明確にしておくと、スイッチが入りやすくなります。
▽例:
- 「この下描きをやっておくと来週の自分が助かる」
- 「これを発信すれば、個展の集客につながる」
“意味”が見えていれば、自分の意志で動くことができる。
これは、マイペースな人にとって最大の強みです。
おわりに:マイペースだからこそ、無理なく続けて動ける
マイペースな性格は、短所ではありません。
その性質を理解し、味方にできれば、むしろ大きな行動力に変わります。
「人より早く、自分のペースで動く」
「比べずに、積み重ねる」
この2つを意識するだけで、
マイペースなあなたは、
誰よりも強く長く動ける存在になれます。