万年筆にカビ生えました。
毎日使っている万年筆ニブの根元にカビが生えてきました。
もともと何回かカビが生えては水道水で洗浄して使っていたのですが
「放置していたから」が原因でもなく毎日使用していてもカビが生えてきたので
ちゃんと洗浄、最悪修理に出そうと考えたのでした。
原因は
・インクの防腐剤切れ(消費期限1~2年)
・店頭洗浄がきっかけで感染
・混色によるphや成分の変化
などがあるようです。
店頭洗浄はしたことないのでインクの防腐剤切れが考えられるのですが
私の自室も多湿なためカビが発生しやすい環境とも言えます。ので・・・
一旦洗浄して同じインクを入れてみようかと思います。
調べてみると同じ症状があるようで・・・(インクも同じストーリアだったようです)
そこで解決方法を調べてみたら興味深い記事がありました。
もしも繰り返しペン芯にカビが生えるようなら、10倍希釈した塩素系漂白剤で首内を1~3分洗浄すると良いとのことです。もちろん、その後はしっかりと水で漂白剤を抜かないといけません。また、カビが繁殖した万年筆を浸けたインクボトル内でカビが増殖していることもあるそうなので、新しく買い直した方がいいと書いてありました。
【解決方法】万年筆にカビが生えた
早速この通りやってみました。
カビが発生しているかも!?なインクの見分け方
カビが発生した際のインクも怪しかったので処分してしまったのですが
他のインクも確認してみたら
似たような症状のインクを発見したので今後のためにも比較写真を撮っておきました。

この写真を見てみると
右のインクは瓶の壁面に固形物がこびりついているように見えます。
でも左のインクはほとんど付いていません。
元々のカビが発生した万年筆に入れてたインクボトルを確認したら
右のインクのように「何か」が付着していました。
恐らく右のインクはカビが発生している(状態が悪い)と考えられます。
どちらにせよ固形物が付着しているので万年筆に入れると詰まる可能性があります。

数日放置していたら見事に分離してました。やはりインク成分が変化していたようです。
洗浄した万年筆のその後
1.希釈した塩素系漂白剤でペン先首回りだけ浸しコンバーターで一回吸入して1,2分放置
2.その後は漂白剤を抜いて水道水で丁寧に洗浄
3.念のためR&Kライニガーで洗浄後、水分をふき取り乾燥
その後、キャップを占めた状態で2週間ほど放置してましたが
カビは発生していません。
これからインクを入れ替えるときは
廃液を取っておかず、
なるべく使い切るように吸入しようと思いました。
関連記事:ガラスペンの使い方・お手入れ方法を解説



